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この度、当社グループの2022年3月期の連結業績(2021年4月1日〜2022年3月31日)決算を発表いたしましたので、以下の通りご報告申し上げます。
1.2022年3月期の経営成績 当期の連結業績は、売上高は19,148百万円(前期比25,480百万円(57.1%)の減収、造船事業を除いた前期比では434百万円の増収)となり、営業利益は222百万円(前期は5,267百万円の営業損失、造船事業を除いた前期は598百万円の営業損失)、経常利益は205百万円(前期は5,154百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は434百万円(前期は3,685百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 |
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代表取締役社長 北逵 伊佐雄
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【2022年3月期の連結業績(2021年4月1日〜2022年3月31日)】
(百万円未満切捨て)__
(%表示は、対前増減率)__
連結経営成績(累計) | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属 する四半期純利益 |
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百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | |
2022年3月期 | 19,148 | △57.1 | 222 | − | 205 | − | 434 | − |
2021年3月期 | 44,628 (18,713) |
△10.4 − |
△5,267 (△598) |
− − |
△5,154 | − | △3,685 | − |
(注)1 表中のかっこ内の数字は、造船事業を除いた金額です。
2 包括利益 2022年3月期 887百万円( −%) 2021年3月期 △4,437百万円( −%)
2.セグメント別経営成績
産業向けセグメントにおいては、2020年来のコロナ禍影響の解消が進み、各事業会社は引き合い・商談を再開、受注に至る案件が増加、各工場も操業度を上げています。売上高については、各種産業機械部品及び特装自動車用部品の工場が年間を通してフル稼働状態を継続、ショットブラストマシンの製造も下期からはフル操業となりました。一方、化粧品及び医薬品製造用の乳化装置及び攪拌機の製造では夏場以降顕在化した設備投資案件を確実に捕捉したものの上期の受注不足を補い切れず、この結果、セグメント売上高は前年同期比微減収となりました。営業利益については、各種産業機械部品、化粧品及び医薬品製造用の乳化装置及び攪拌機、各種タンクの増益により、前年同期比増益となりました。受注については、期初出遅れた化粧品及び医薬品製造用の乳化装置及び攪拌機の受注が大きく進展し、各種タンク及びショットブラストマシンの受注の増加を合わせて、前年同期比大幅受注増となりました。この結果、当連結会計年度の売上高は9,416百万円(前年同期比48百万円の減少)、営業利益は856百万円(前年同期比179百万円の増加)、受注高は9,708百万円(前年同期比2,421百万円の増加)、受注残高は4,212百万円(前年同期比1,146百万円の増加)となりました。建設業向けセグメントにおいては、従来、コロナ禍の影響は比較的軽微でしたが、秋以降、当社製品に使用する電子部品・部材の調達が長納期化するケースが頻出する事態となっています。これにより、特に、高層ビル用の動力盤を主体とする電気機械器具製造及び電気工事において電子部品・部材の不足が著しく、業況に大きな影響が出ている他、機械式駐車装置のリニューアル・修繕において工事の遅延が発生しています。この結果、売上高については、電気機械器具製造及び電気工事の売上が前年同期比大きく減少し、これらを建設工事用エレベーターの製造及びレンタルと空調衛生給排水設備の設計及び施工の増収によって補い、微増収となりました。一方、営業利益は、電気機械器具製造及び電気工事の減益を建設工事用エレベーターの製造及びレンタルと空調衛生給排水設備の設計及び施工の増益で補い切れず小幅な減益となりました。受注については、建設工事用エレベーターの製造及びレンタルは前年同期を上回りましたが、電気機械器具製造及び電気工事については、部品・部材の長納期化が影響し、前年同期比受注減となりました。この結果、当連結会計年度の売上高は7,192百万円(前年同期比19百万円の増加)、営業利益は288百万円(前年同期比27百万円の減少)となり、受注高は6,477百万円(前年同期比427百万円の減少)、受注残高は4,333百万円(前年同期比203百万円の増加)となりました。
レジャーセグメントにおいては、2021年9月まではコロナ禍による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などによる遊園地営業の休止要請や、水際対策によるインバウンド客の消失など厳しい事業環境が継続しましたが、ワクチン接種普及等により最悪期を脱し、緊急事態宣言の解除された2021年10月以降、利用客が戻り、変異株オミクロン型の流行が懸念されたものの、遊園地運営の売上高が大幅に増加しました。また、国内遊園地からの部品・修理のニーズが復活し、当連結会計年度では、営業黒字に転じました。一方、遊園地遊戯機械設備の製造においては、第2四半期に東武動物公園から水上木製コースター「レジーナ」のリニューアル工事を受注しましたが、国内遊園地の新規投資意欲は総じて低いため、当面は部品・修理ニーズへ積極的に対応し受注高を積み上げました。この結果、当連結会計年度の売上高は2,539百万円(前年同期比464百万円の増加)、営業利益は342百万円(前年同期は418百万円の営業損失)、受注高は1,875百万円(前年同期比1,169百万円の増加)、受注残高は1,176百万円(前年同期比1,022百万円の増加)となりました。
【2022年3月期のセグメント別売上高(2021年4月1日〜2022年3月31日)】
(単位:百万円)__
セグメント | 2021年3月期 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) |
2022年3月期 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
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売上高 | 営業損益 | 売上高 | 営業損益 | |
造船事業 | 25,915 | △4,669 | − | − |
産業向け事業 | 9,465 | 676 | 9,416 | 856 |
建設業向け事業 | 7,172 | 315 | 7,192 | 288 |
レジャー事業 | 2,075 | △418 | 2,539 | 342 |
本社部門 | − | △1,171 | − | △1,264 |
合計 | 44,628 | △5,267 | 19,148 | 222 |
3.業績見通し
来期の連結業績見通しにつきましては、中期計画の売上高23,000百万円、経常利益1,000百万円を修正し、売上高21,000百万円、営業利益500百万円、経常利益500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は300百万円を見込んでいます。また、2023年3月期の期末配当は1株当たり5円を予定しています。売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属 する四半期純利益 |
1株当たり 当期純利益 |
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百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 円 銭 | |
通 期 | 21,000 | 9.7 | 500 | 124.2 | 500 | 143.8 | 300 | △31.0 | 9.09 |
※業績に関する詳しい内容については、2022年5月13日に開示した「2022年3月期 決算短信」をご覧ください。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご支援を賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。
2022年5月
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サノヤスホールディングス株式会社
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代表取締役社長 北逵 伊佐雄
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