2019年度入社式社長訓示

サノヤスホールディングス株式会社 人事部
2019/4/1
1日午前、岡山県倉敷市の倉敷シーサイドホテルにて、2019年度のサノヤスグループ合同入社式を行ないました。
昨年度までは、グループ会社の一部では個別に入社式を行なっておりましたが、今年度よりグループ合同入社式として、サノヤスホールディングス役員並びにグループ各社社長、サノヤスグループ新入社員39名が一堂に会して、式に臨みました。
新入社員それぞれが緊張した面持ちの中、新入社員紹介から始まり、サノヤスホールディングス(株)・上田社長からの訓示、2年目先輩社員からの社章貸与と入社歓迎のメッセージカードを受取り、サノヤスグループの一員として、新たな社会人のスタートを切ることとなりました。
以下、入社式での上田社長の訓示要旨を記載いたします。


はじめに
皆さん、入社おめでとうございます。サノヤスHD社長の上田です。
夢と希望に溢れた若者39名をお迎えすることは誠に嬉しいこと。サノヤスグループを代表して皆さんの入社を心から歓迎致します。

経営環境について
平成を振り返ると、国内では「バブル経済ピークからの崩壊」に始まり、「阪神・淡路大震災」、「東日本大震災」という未曽有の大災害を経験しました。特に昨年は天災の多い年となりました。
世界に目を向けると「ベルリンの壁崩壊に象徴される東西冷戦の終結」、「21世紀初頭のアメリカ同時多発テロ事件に端を発する新たなテロリズムとの戦い」、経済面では新興国、特に「中国の経済成長」から「リーマンブラザーズの経営破綻に端を発する株価暴落による世界同時不況(いわゆるリーマンショック)」と、平成はまさに激動の時代でありました。

サノヤスの基本戦略
「変化が常態化」している現代において、先行きは「不透明・不確実・不安定」であると認識しておくことが肝要です。この「三不の時代」を力強く生き抜いて行くために、サノヤスは二つの経営の基本戦略・方針を掲げています。

第一は「ポートフォリオ経営」です。サノヤスグループは二つのコア事業(造船業とM&T事業)を持っています。造船不況(船腹と建造能力の需給ギャップが解消されず「二つの過剰」が継続している状態)が長引く中、二つのコア事業がお互いを補完し合うビジネスモデルの真価を発揮することが重要です。
造船不況とはいえ、造船グループはマリン・修繕部門・ガスタンク事業を拡大強化し、更にプラント部門も加えた「プロダクトミックス戦略」を展開している点を申し添えておきます。
また、M&T(マシナリー&テクノロジー)グループでは第2のコアビジネスに相応しい規模と収益性を備えることを狙って、経営資源の選択と集中、事業会社の統合・再編を行ない、更なるグループの伸長を図っています。その一環として、本日サノヤス・エンジニアリング(株)と(株)大鋳を合併し、新生サノヤス・エンジニアリング(株)を発足させ、また(株)サノテックとサノヤス・ビジネスパートナー(株)を合併し、新生(株)サノテックを発足させました。

二つ目の基本戦略は「人財重視経営」です。人財面では定年延長の実施によりシニア人財の技術と経験を活かす場を提供することで技能伝承やマネジメント力強化を図る一方、新卒採用に関しては景気の動向に左右されることなく毎年安定数の採用を基本方針とし、茲10年間「人的備え」に努めてきました。「人は財なり」、サノヤスの原点は「人」であり、社員一人ひとりを財産、即ち「人財」と考えています。その「人財力」を以て、Team Sanoyas一丸となって「新しい時代」を皆さんと共に歩んでいきたい、私は本日その思いを新たにした次第です。

新入社員への期待とお願い
本日サノヤスに入社された皆さんには心から「入社おめでとう!」と、同時に仲間に加わってくれて「ありがとう!」そして「一緒に頑張ろう!」と申し上げたい。

サノヤスは1911年(明治44年)大阪で創業、本日108歳を迎えました。現在はサノヤスホールディングス株式会社(持株会社)のもと、造船グループ、 M&Tグループに属する全12社で約1,500名、協力会社等を含めると2,300名強が働く企業グループであり、連結売上高は 500億円弱の東証一部上場会社です。
期待と不安で一杯の新入社員の皆さんが入社し、今後仕事に取り組むに当たり、「安全」「品質」「イノベーション」の三つを意識して頂きたい。

@「安全」について
「安全第一」という言葉があるように、製造業において安全は全てに優先します。仕事の失敗はリカバリーが可能ですが、命に関わるケガ・災害はそうはいきません。どうすれば安全に作業ができるかを常に考え、意識して行動するようにしてください。また、安全な作業遂行の為には心身の健康にも留意することが必要です。バランスの良い食事、適度な運動、そして十分な睡眠を確保することが大切です。

A「品質」について
サノヤスは『確かな技術に  まごころこめて』という理念のもと、誠実に愚直に仕事をし、お客様や多くのステークホルダーの皆さんに支持されてきました。そういう歴史と伝統があります。お客様から評価され、支持され続ける為には、先人・先輩方が培ってきたサノヤスブランドを裏切らない製品の品質を維持し、更に高めていかなければなりません。その為には現状に満足せず、常に自身の技術・経験を磨いていく必要があります。皆さんの日々の自己研鑽に期待しています。

B「イノベーション」について
本年年頭よりSanoyas SPIRIT(サノヤス・スピリット)即ちSafety first(安全第一)・Performance(業績重視)・Integrity(誠実さ/真摯さ)・Respect(尊敬/敬意)・ Innovation(革新)・Team work & Technology(チームワーク&技術)という6つのキーワードを経営方針に掲げました。

その中で、新入社員の皆さんには特に「イノベーション」についてお願いしておきます。経営環境が目まぐるしく変化する「三不の時代」において、企業が生き残る為には、絶え間ない革新と価値の創造が求められます。企業とは「人」の集合体ですので、個々人が時代の変化に対応する為、常に自己革新していかなければならないということです。新入社員の皆さんには、「イノベーション」の旗手になって欲しい、「変化に対応できる者だけが生き続けることが出来る」という言葉を皆さんに贈ります。

革新をリードする為に皆さんには3H/Wを心掛けて欲しい。3H/Wとは、Head Work=よく勉強し、よく考えて仕事に取り組むこと、Heart Work=思いやりの心を持ち、より良い人間関係を構築しながら仕事に取り組むこと、Hard Work=勤勉にして、一所懸命に仕事に取り組むことです。先般引退したイチローの言葉で「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行く只一つの道だ」というのがあります。頭と心を使い日々努力を重ねて行って下さい。

むすび
先行きが不透明・不確実・不安定な「三不の時代」にあって、私はサノヤスが『良い会社』Good Companyでありたいと常々考えています。『良い会社』とは、お客様はじめ全てのステークホルダーから信頼を得ること、そして社員にとっては働き甲斐を実感でき、誇りと将来に希望を持てる会社であることです。

皆さんには先ず、サノヤスグループの社員になったことに対してプライド・誇りを持って頂きたい。同時に、上場会社グループの社員としての責任を自覚し、創業第二世紀の「新しいサノヤス」を創って行こうという気概を持って欲しい。それは、100有余年に亘り先人・先輩方が培ってきた、「確かな技術」を確りと受け継ぎ更に発展させ、「まごころこめて」誠実に愚直に仕事をするという「基本・原点」に立ち還ることが大事であるということです。

皆さんが心身共に健康で、高い志を持った立派な社会人として成長されることを願うと共にその活躍を期待して、入社式に当たり私の歓迎の挨拶と致します。
本日は誠におめでとうございます。
以上




入社式での上田社長訓示の様子


2年目先輩社員の社章貸与


2年目社員と上田社長との記念写真



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