パナマックスバルカー「BUENOS AIRES」竣工

水島製造所
2011/12/16
サノヤスホールディングス株式会社

SEA BREEZE MARITIME,S.A.様ご注文による、パナマックス型 撒積貨物船「BUENOS AIRES」の命名・引渡式が12月16日当社水島製造所にて挙行されました。

本船はバラスト水処理装置をあらかじめ備えられた、記念すべき第一隻目の船です。海水に含まれる水生物の侵入を防ぎ海洋生態系や環境を保護するバラスト水処理装置は、今後搭載の義務化が予想されるため、本船が時代の先端で活躍するパナマックスとなることを期待しています。

本船の船型は国際船級協会連合の共通構造規則(CSR)を適用しており、“サノヤスパナマックス”シリーズとしては、83,000トン型の第27番船となります。合計で70隻を建造した70,000トン型、75,500トン型を受け継ぎ、従来225mであった全長を229mに伸ばし、さらに船型改良を加えることで、世界最大の載貨重量、貨物艙容積を誇る最新鋭の船型です。

性能面では、省エネルギー・貨物荷役効率向上に配慮した仕様を多く盛り込むことで高効率化を図り、また各種環境対策仕様を採用することにより、環境にやさしい船となっております。

省エネルギー対策としては低回転・大直径プロペラに加え、当社が独自に開発したシンプルな平板構造で費用対効果に優れたSTF(サノヤスタンデムフィン:最大で6%の省エネ効果)を装備し、推進効率の向上並びに低燃料消費量を実現しており、その結果としてCO2の排出削減にも貢献しております。

貨物荷役効率向上の対策として、1番ホールドから7番ホールドまで同一ハッチ幅とし、更に各ハッチの開口幅を従来船より広げております。また、積み貨物が変わる場合のホールド洗浄を清水にて行えるよう専用清水タンクを備えており、大型造水装置による造水・保存を可能としております。更に、加熱燃料油によるカーゴダメージを避けるため及び蒸気消費量を低減させるため、燃料油タンクには特殊加熱装置を装備しております。

主な環境対策仕様としては、燃料タンク防護規制を適用し、燃料タンクの二重保護構造を採用しています。その他、居住区生活排水・ホールド洗浄水の船内一時貯留設備、発生源別ビルジ処理などの環境対策仕様を採用しております。
 

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