実海域性能を考慮した設計高度化でNKと共同研究を開始

サノヤス造船(株) 技術開発本部
2012/8/9

当社は、日本海事協会(NK)と共同で、実海域性能の設計へのフィードバックスキームを開発するための実船試験を開始します。

本共同研究では、NKとNAPA社が提供する省エネ運航支援システム“ClassNK-NAPA GREEN”を当社の建造船に搭載し、同システムによる省エネ運航支援の有効性を検証するとともに、実運航で得られた様々な情報を分析し設計にフィードバックすることで、平水中のみならず実海域の燃費性能を考慮したトータルな性能の最適化に役立てることを目的としています。

従来、新造船試運転時に平水中性能を確認していますが、就航後の運航喫水状態や実海域における性能を把握することは難しいのが実状です。そのため、“ClassNK-NAPA GREEN”システムにより得られる実際の運航情報を分析して、本船の喫水、トリム、主機関出力、船速、海気象状況などの関係を把握し、それらの情報を実海域での性能向上実現に向けた設計高度化に役立てるものです。このスキームが確立すれば、より環境負荷を低減する船舶の計画・開発が進むことになり、国際競争力の強化に繋がるものと考えられます。

 
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