3枚型STF特許取得

技術開発本部
2012/12/21

当社オリジナルの船舶省エネ装置として特許を取得し、60 隻を超える装着実績のある「サノヤスのSTF(SanoyasTandem Fins)」ですが、今回、新たに改良型を考案しましたので紹介致します。
STF は単板構造のフィンを、プロペラ前方の船体外板に別個に2 枚配置した非常にシンプルな省エネ装置で、船体抵抗の減少と推進効率の向上に寄与するものです。お客様のニーズに応じて船の形(船型)は変化し、STF も船型に応じたものとする必要がありますが、船型によっては片舷2 枚のフィンだけでは十分な省エネ効果が得られないケースがあります。例えば、前方と後方のフィンの間隙が小さい場合、前部フィンで制御された流れがスムーズに後部フィンへ誘導されず、省エネ効果が小さくなってしまいます。そこで、プロペラ直前のシャフトセンター付近に新たに片舷1 枚のフィン(ボスフィン)を追加することを考案し、後部フィンの役割を補完させることを考えました。写真に示すような片舷3 枚型のSTF で、模型による水槽試験を実施し、期待通りの効果が得られることを確認し、既に実船にも適用されています。
 この3 枚型のSTF に関する特許を平成22 年1 月に出願し、平成24 年10 月に無事、特許と認定されました。今後は、船型に応じて2 枚型、3 枚型の中から最適なSTF を選定し、採用していくことになります。引き続き、省エネ技術の研究開発に注力し、付加価値の高い商品を開発していきます。



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