10万4千トン型石炭専用船“アカツキAKATSUKI(暁)”竣工

水島製造所
2014/2/18
ERICA NAVIGATION S.A. 様向け、載貨重量10万4千トン型石炭専用船“AKATSUKI(暁)”の命名・引渡式が2月14日(金)当社水島製造所にて挙行されました。

本船は、鰹、船三井殿と共同開発した幅広浅喫水の石炭専用船(※)で、その記念すべき第1番船となります。国内の主要な電力港湾やコールセンターに入港可能な最大船型で、幅広浅喫水船型を活かして喫水制限港での積載量を従来型幅広船と同レベルに維持しつつ、載貨重量及び貨物船艙容積を従来から飛躍的に増大させ積載量の最大化を図った輸送効率の高い最新鋭船です。また、国内揚地港における厳しい海象条件を考慮した係船装置を採用するなど安全対策も強化しております。

性能面では、省エネルギーに配慮した仕様を多く盛り込むことで高効率化を図り、また各種環境対策仕様を採用することにより、環境にやさしい船となっております。

省エネルギー対策としては高効率主機関の採用及び低回転・大直径プロペラの推進システムに加え、当社が独自に開発した省エネ装置であるSTF(サノヤスタンデムフィン:シンプルな平板構造で費用対効果に優れ、最大で6%の省エネ効果)を装備することにより更なる推進効率の向上並びに低燃料消費量を実現、運航採算向上を実現すると共にCO2の排出削減に貢献しております。

主な環境対策としては、燃料タンクの二重保護構造を採用し、海洋汚染防止にも貢献しております。その他、居住区生活排水・ホールド洗浄水・甲板上雨水の船内一時貯留専用タンクを備えるなどの環境対策仕様を採用しております。

中央部に6つの貨物艙を配置し、各ハッチの開口幅を出来る限り大きく広げることにより荷役効率向上を実現致しました。更に、上甲板から二重底へアクセス可能なトランクを設置し、貨物を積載している時でも検査・点検ができるようメンテナンス性の向上を図っております。

居住区では木質系家具を多く採用し乗組員の居住性を高めると共に、機能性・操作性を重要視した船橋配置及び後方視界を充分に確保した窓配置で安全な操船性を確保しております。環境に優しい高効率、省エネルギー船としてサノヤス造船の新型石炭船はこれからの石炭輸送を担っていきます。 (※) 石炭に限らず鉄鉱石などの比重の重いばら積み貨物も積載できるよう設計されております。



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