12万トン型最新鋭貨物船にてEEDI最終認証を取得

サノヤス造船株式会社
技術開発本部

2014/3/27
当社で建造した載貨重量12万トン型“ハンディーケープ”バルカー「PACIFIC POWER」はこのほど、日本海事協会からEEDI(エネルギー効率設計指標)の鑑定書を取得しました。本船は“サノヤスハンディーケープ”シリーズ、新型バージョンの第1番船となります。

海洋汚染防止条約(MARPOL条約)に基づき、2013年以降に建造契約が結ばれる船舶(注)は、船種ごとに定められたEEDI規制値を満足することが要求され、その規制値は段階的に強化されます。EEDI値は、1トンの貨物を1マイル運ぶのに排出されるCO2グラム数をインデックス化したもので、規制値を設けることで船舶からの温室効果ガス排出量を削減しようという規則です。

EEDIを公平に評価する観点から、個船毎に数値の妥当性に関する二段階の第三者認証が求められます。設計段階における予備認証と海上試運転段階における最終認証です。このような要求にスムーズに対応できる体制を整えるため、日本海事協会による鑑定を受け、2011年に本船型のEEDI鑑定書の発行を受けました(EEDI予備認証)。今回、完工前に実施された海上試運転において、速力試験の結果を用いて設計段階でのEEDIを修正することにより、最終的な EEDIの数値が決定されました。本船は、規則上はEEDIを適用する必要はありませんが、自発的に最終認証を取得し、そのEEDI値が削減率約20% (2020年以降に建造契約が結ばれる船舶に対する要求)に達していることが認められました。

(注)2013年1月1日以降に建造契約が結ばれる船舶、建造契約がない場合には2013年7月1日以降に起工される船舶、または2015年7月1日以降に引き渡しされる船舶のうち一定サイズ以上の船舶は、船種ごとに決められたEEDI規制値を満足することが要求されます。
バルクキャリアEEDI規制値(10,000DWT以上に適用)

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