自航式多目的船 起工式 挙行

水島製造所
2015/10/30
 当社水島製造所において自航式多目的船(2016年8月竣工予定)の起工式を、本船をご発注いただいた東洋建設株式会社 社長 武澤恭司様以下、多数の関係者ご来臨のもとで、10月29日(木)に挙行いたしました。

 本船は、国内近海区域での3ヶ月程度の無寄港作業に耐え得る航海能力や、定員50名以上が滞在可能な居住区に加え、海象条件が悪い中でも定点保持を可能とするため、昇降式のスラスター・着脱式のスパッド・トンネルスラスター等、最新鋭の定点保持機能(DPS:Dynamic Positioning System)を有しており、建設作業のみならず海洋域でも多様な作業に従事可能な設計となっております。

 式典では神職による修祓に続き、東洋建設 社長武澤恭司様と社長上田孝が事始めの儀で本船の基となる最初の鋼板の溶接を行いました。両者の手により自動溶接機に接続されたボタンが押された瞬間、鋭く輝く火花が上がり本船の建造開始を告げます。その後、玉串を奉奠し、列席者一同が着工に至った喜びを感謝するとともに建造中の順調な進捗と安全を祈願いたしました。

 起工式の後は、鋼板の加工、ブロック製作、渠中での搭載作業へと本船建造がいよいよ本格化します。当社での作業船建造は15年ぶり、また、自航式の多目的船建造は本船が初めてとなります。ご発注者様のご期待に応え最高品質の船に仕上げるべく、水島製造所の総力を挙げて建造にあたってまいります。

          
写真1 事始めの儀を行う両社長                                               写真2 事始めの儀                        


写真3 自航式多目的船完成予想図(東洋建設殿ご提供)                                      

主要諸元
全長×全幅×深さ
89.9m×27m×5m
最大吊能力
500トン(最大ジブ長:57.4m)        
最大積載荷重 3,500トン(常用時 2,800トン) 最大搭載人員 52名(船員 14名含む)
軽荷吃水

2.5m(満載吃水:3.95m)

定点保持能力
潮流2ノット及び風速15mに対応
(全方向に対応)
推進装置

全旋回式 1,471kW×2基
(360°回転・2,000PS×2基)
総トン数

5,000トン未満

バウスラスター

昇降式全旋回式 590kW×2基  
(360°回転・800PS×2基)
補助スラスター

トンネル式 330kW×1

航行区域

近海区域(非国際)
NK2014版 船級:NK
燃料タンク容量

1,000kl

海水淡水化装置

飲料水製造能力 4㎥/日
清水製造能力16㎥/日


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