スプラマックスバルカー「BASIC PORTLAND」竣工

水島製造所
2016/9/28

当社で建造のBASIC ETERNITY LINE S.A.様向け、スプラマックス型撒積貨物船「BASIC PORTLAND」の命名・引渡式が9月28日(水)に当社水島製造所にて挙行されました。

本船は、当社が新たに開発した“サノヤススプラマックス”60,000トン型の第3番船となります。全長200m未満に抑えつつ載貨重量を大型化、さらに低燃費を追求した最新鋭・高性能の省エネ船型です。本船には、実海域性能に配慮した船首形状を採用し、実運航時の燃費向上を図っています。

性能面では、省エネルギーに配慮した仕様を多く盛り込むことで高効率化を図り、また各種環境対策仕様を採用することにより、環境にやさしい船となっております。

省エネルギー対策としては低回転・大直径プロペラに加え、当社が独自に開発した省エネ装置であるSTF(サノヤスタンデムフィン:シンプルな平板構造で費用対効果に優れ、最大で6%の省エネ効果)と舵の省エネ付加物を組み合わせて装備することにより、更なる推進効率の向上並びに低燃料消費量を実現しております。

主な環境対策としては、NOx(窒素酸化物)排出2次規制に対応し、かつ省燃費性能に優れた電子制御式の低回転超ロングストローク型主機関を搭載し、大気汚染防止およびCO2の排出削減にも貢献しております。また、SOx(硫黄酸化物)排出規制海域内の航行を鑑み、低硫黄燃料油の貯蔵を可能としています。バラスト水処理装置の搭載及び燃料タンク防護規制の適用で、海洋環境保護にも寄与しております。その他、居住区生活排水・ホールド洗浄水・甲板上雨水の船内一時貯留専用タンクを備えるなどの環境対策仕様を採用しております。

5つの貨物艙(ホールド)を持ち、荷役装置は31トン型ジブクレーン4基、及び12m3タイプのグラブバケット4基を装備し、荷役の効率化を図っております。各ホールドのハッチ長さは、長尺物の鋼管等を効率良く積載できるよう配慮した長さとしています。また、上甲板から二重底へアクセス可能なトランクを設置し、貨物を積載している時でも検査・点検ができるようメンテナンス性の向上を図っております。



CLOSE