水島製造所ドックゲート更新

サノヤス造船株式会社 水島製造所
2017/3/30

麗らかな春日和となった3月30日、社内外の関係者を集め、当社水島製造所ドックゲート更新工事の
竣工式を挙行いたしました。

ドック側から見た新ゲート 
ドックゲートとは、海と船渠(ドック)の間に据付けられる水門です。船を入出渠・シフトさせる際には開放し、ドック内で船舶建造・改修工事を行う際には閉鎖して海水を堰き止めることで安全な作業場所を確保する、造船所にとって非常に重要な設備の一つです。旧ドックゲートは、1974年の操業開始以来あまたの新造船、改造船・修繕船を見送ってまいりましたが、43年の歳月に老朽化が進んだため、このたび更新いたしました。

新ドックゲートでは、構造・材料・塗装の改良による耐腐食性向上や開閉止時の衝撃を緩和する機構等を加えることでメンテナンスコストの低減を図るとともに、操作性・安全性を高めるための工夫を加えています。さらに、巻上ウィンチでの引き起しができなくなった場合でも自力浮上できる機能を持たせ、万が一の事態にも迅速に対処できるようにしました。

当社では、今後も計画的な設備の更新・改修により、安定した操業基盤と安全な労働環境を整備してまいります。

【参考】
ドックゲートには、ゲート式とフロート式(戸船式)とがあり、水島製造所ではゲート式(起倒式)を採用しています。
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ドック開口部の下部に設けられたヒンジを中心にウィンチによって起倒することで、開閉します。
ドックの開閉を短時間かつ容易に行うことができます。
基部がヒンジで固定されているため、補修・更新は大掛かりな工事となります。
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ゲート本体がタンクのような構造になっており、内部への注水による自重とドックの排水によって海側からの水圧を受けることで閉口、内部の排水およびドックへの注水による減圧で浮上させ本体をドック外へ移動させることより開口します。
操作に技術を要します。
構造が単純で、修理・更新が容易です。

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