ポストパナマックスバルカー「MEDI KYOTO」竣工

サノヤス造船株式会社 水島製造所
2018/9/21

当社で建造の載貨重量8万9千トン型撒積貨物船「MEDI KYOTO」の命名・引渡式が9月21日(金)に当社水島製造所にて挙行されました。
 
本船は、省エネと汎用性をコンセプトに、当社が新たに開発したポストパナマックスバルカーで、その第2番船となります。新パナマ運河の規則に標準対応するとともに、水深の浅い港にも入港可能な幅広浅喫水船型で、従来のパナマックス型よりひとまわり大きな載貨重量を確保した輸送効率の高い最新鋭船です。また、貨物艙は石炭に限らず穀物などの多種の貨物を積載できるよう7区画に分けて設計されており、専用船に比べて柔軟な運航が可能な汎用性の高い船型です。

性能面では、省エネルギーに配慮した仕様を多く盛り込むことで高効率化を図り、また各種環境対策仕様を採用することにより、環境にやさしい船となっております。

省エネルギー対策としては電子制御式主機関及び低回転・大直径プロペラの採用に加え、当社が独自に開発した省エネ装置であるSTF(サノヤスタンデムフィン:シンプルな平板構造で費用対効果に優れ、最大で6%の省エネ効果)とプロペラ・舵周りの省エネ付加物を組み合わせて装備することにより、さらなる推進効率の向上並びに低燃料消費量を実現しております。その結果として運航採算向上とCO2の排出削減に貢献、国際海事機関(IMO)が求める2020年の CO2排出規制(基準値から20%以上の削減)を先取りして達成したエコシップです。

環境対策としては、NOx(窒素酸化物)排出2次規制に対応した主機関を搭載し、またSOx(硫黄酸化物)排出規制海域内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用タンクを備え、大気汚染防止にも貢献しています。その他、バラスト水処理装置の搭載、燃料タンク防護規制の適用および甲板上雨水の船内一時貯留専用タンクを備えるなどの環境対策仕様を採用しています。

また、上甲板から二重底へアクセス可能なトランクを設置し、貨物を積載している時でも検査・点検ができるようメンテナンス性の向上を図っております。居住区はIMO船内騒音規則改正に対応しており、静粛性を高めることで乗組員の居住環境改善に寄与しております。


 


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