南海フェリー株式会社様向け 2,800総トン型フェリー 起工式 挙行

サノヤス造船株式会社 水島製造所
2018/12/19

    当社水島製造所において2,800総トン型フェリー(2019年11 月竣工予定)の起工式を、本船をご発注いただいた南海フェリー株式会社社長阪田茂様以下、多数の関係者ご来臨のもとで、12月19日(水)に挙行いたしました。

    本船は、和歌山〜徳島を結ぶ航路に配船されます。航行時間は約2時間ですが、軸発電装置、 LED照明はじめ、 ACE機能注)付きオートパイロットも採用された、省エネ航行を目指したフェリーです。また、現行船よりも35%広くなり、加えて徳島名産の藍染め色を基調とした、間仕切りを排した広々旅客エリアや、ゾーン別空調設備(ビルマルチエアコン)が採用されており、快適な船旅を楽しんでいただけます。さらに、船内Wi-Fiが整備されたビジネススペースも用意され、ファミリーだけでなく、移動時間も無駄にしないビジネスパーソンにも配慮された親切設計となっています。

    式典では神職による修祓に続き、南海フェリー社長阪田茂様と当社水島製造所長佐藤正志が事始めの儀で、本船の基となる最初の鋼板の溶接を行いました。両社の手により自動溶接機に接続されたボタンが押された瞬間、鋭く輝く火花が上がり、本船の建造開始を告げます。その後、玉串を奉奠し、列席者一同が着工に至った喜びを感謝するとともに建造中の順調な進捗と安全を祈願いたしました。

    起工式の後は、鋼板の加工、ブロック製作、渠中での搭載作業へと本船建造がいよいよ本格化します。当社でのフェリー建造は19年ぶりとなります。ご発注者様のご期待に応え最高品質の船に仕上げるべく、水島製造所の総力を挙げて建造にあたってまいります。

注) ACE:“Advanced Control for Ecology”の略。現地点から目的地までの方位を設定すると、目的地に向かう航路を自動で作成する。外乱(潮流、風による)影響を推定し、航路離脱距離が最小となるように舵を最適制御して航路上を航行する機能。




 

写真1 写真1 事始めの儀を行う阪田社長・佐藤所長              写真2 写真2 事始めの儀

写真3

写真3 2,800総トン型フェリー完成予想図


主要諸元
全長×全幅×深さ   約108m×17.50m×6.10m 旅客定員   546名
総トン数   約2,820トン
  (本邦規則による)
車両甲板の高さ   5.05m
  (船体中心線において)
満載吃水   4.40m 最大搭載車両台数   37台
  (8トントラック換算)
速力   約18.4ノット
  (4.30m喫水、主機関75%出力)
主機関   6DKM-36e


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