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2022年度サノヤスグループ入社式社長訓示

サノヤスホールディングス株式会社
2022/4/1
皆さん、入社おめでとうございます。サノヤスホールディングス株式会社社長の北逵です。
夢と希望に溢れた若者22名をお迎えすることは誠に嬉しいこと。サノヤスグループを代表して皆さんの入社を心から歓迎致します。

新型コロナウイルスの感染が未だに続いており、世界経済をはじめとして、各方面に影響を与えております。我が国においてもワクチン接種の普及等により重症化リスク低減が図られているとはいえ、感染拡大の度に緊急事態宣言やまん延防止措置等が幾度も発令され、私たちの日々の生活に影響を与えていることは周知の事実です。新入社員の皆さんも登校制限により授業がオンライン形式となったり、部活動やサークル活動に制限を受けたりと学生生活を通して、特異な経験をされたことかと思います。
そのような状況下においても学校を無事卒業し、元気な姿で本日集まっていただいた皆さんには、心から「入社おめでとう!」と、同時に仲間に加わってくれて「ありがとう!」そして「一緒に頑張ろう!」と申し上げたい。

サノヤスは1911年(明治44年)大阪で創業、4月1日で111歳を迎えました。
現在は「確かな技術にまごころこめて」の企業理念を下に、サノヤスホールディングス株式会社含め9事業10社で約950名、アルバイトや派遣等を含めると約1,200名が働く企業グループであり、連結売上高は200億円前後の東京証券取引所に上場する会社です。

期待と不安で一杯の新入社員の皆さんが入社し、今後仕事に取り組むに当たり、次のことを意識してもらいたいと思います。それは「安全」と「5つのS」です。

まずは安全について、「安全第一(セーフティーファースト)」という言葉があるように、製造業において「安全は全てに優先」します。仕事の失敗はリカバリーが可能ですが、命に関わるケガ・災害はそうはいきません。「どうすれば安全に作業ができるか」を常に考え、意識して行動するようにしてください。

私が社長就任以来、社員の皆様に向けて、業務遂行に当たっての心構えとして「5つのS」をメッセージとして発信しております。
「5つのS」、すなわち
 @SMILE(笑顔) どんなに辛く苦しくても笑顔を忘れないこと
 ASPEED(はやさ)何でも後回しにせず、早めに手を付け、早く仕上げること
 BSINCERITY(誠実・正直)信頼を得るために、誠実で正直な人間であること
 CSIMPLE(簡単)物事の本質を追求し、ポイントを絞りシンプルに考えること  DSPECIALITY (専門性)プロである自覚を持ちお客様に最高の付加価値を提供することを心掛ける。新入社員の皆さんもこれからの業務遂行に当たり「5つのS」を意識してもらいたいと思います。

本日サノヤスグループの一員になられた皆様方にお贈りしたい言葉があります。それは「一隅を照らす」という言葉です。これは平安時代に天台宗を開いた最澄の言葉で、一隅というのは今あなたのいるその場所を指しますが、片すみという解釈もありましてその場合は片すみの誰も注目しないような物事に、ちゃんと取り組む人こそ尊い人だという意味にもなります。誰もが注目するような表舞台で派手に活躍するばかりが尊いわけではなく、地味で目立たないことであっても自分に与えられた役目をきっちりとこなすことこそ大事であり、それが出来れば次に重要な役割が与えられるようになるのです。

新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、国内では少子高齢化に伴う労働人口の減少、年金、医療に関わる社会保険の増大、温暖化による気候変動等、中長期的に様々な課題を抱えております。
そのような時代にあって、私はサノヤスがESG すなわち環境(E)、社会(S)、企業統治(G)を主眼に置いた経営を実践することにより「GoodCompany」を目指していきたいと常々考えています。「GoodCompany」とは、お客様はじめ全てのステークホルダーから信頼を得ること、そして社員にとっては進取の気概を持ち、働き甲斐や自己成長を実感できる会社であることです。
ES(従業員満足度)を重視しつつCS(顧客満足)も実現させる経営を進めてまいります。

皆さんには先ず、創業110年を超える、伝統あるサノヤスで働くこと、サノヤスの社員になったことに対してプライド・誇りを持って頂きたい。同時に、上場会社グループの社員としての責任を自覚し、サノヤスを更に盛り上げていこうという気概を持ってほしいと思います。

そして、全サノヤスグループ社員が一丸となって、For the Groupの精神で、「Good Company」を創り上げていきましょう!

皆さんが心身共に健康で、高い志を持った立派な社会人として成長されることを願うと共にその活躍を期待して、入社式に当たり私の歓迎の挨拶と致します。
本日は誠におめでとうございます。


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