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会社案内

社長メッセージ

サノヤスホールディングス株式会社
代表取締役社長

サノヤスは1911(明治44)年に造船業として創業、昨年1月に持株会社・分社化による会社組織の再編を行い、創業第二世紀へと船出いたしました。持株会社のもと造船、陸上、レジャー、サービス事業等の計14事業会社で構成される新生「サノヤスグループ」の共通スローガン『確かな技術にまごころこめて』を旗印として、各事業会社はそれぞれの事業環境に応じたビジネスモデルを再構築し、更なる社業発展を目指してまいります。

茲もとの我が国経済は、過度の円高の修正や株価の回復傾向から景気回復の期待感が高まっていますが、一方、海運・造船業界は船腹過剰と造船能力過剰という“二つの過剰”に直面し、「不況」の真っただ中にあることは否定できません。加えて、経営環境の不確実性・不安定感・不透明感は依然として大きく、まさに“変化が常態化”していると言えましょう。その変化への抵抗力と対応力を備えるため、持株会社体制への組織改編を行ったものです。

更に、持株会社体制への移行は連結経営のレベルアップが狙いでもあります。サノヤスグループはこれまで“コア事業”である造船事業以外の様々な分野に進出し多角化を図ってきました。これらの多角化した事業(“第2のコア事業”)を整理し、持株会社のもと14事業会社をフラットに並べ、その“自立と自律”を図ることにした次第です。

サノヤスHD第3期となる今年度の業績見通しですが、売上高460億円(前年度比▲22%)、経常利益5億円(前年度比▲89%)と、前年度対比大きく減少すると見込んでおります(5月10日公表)。売上高と利益の減少は、主として造船部門の操業スローダウンと船価低下によるものであり、まさに“二つの過剰”のため今暫くは厳しい状況が続くものと考えております。

厳しい環境下、サノヤス造船は新造船受注を約3年分保有しており、その維持に努めてまいります。そのために、@燃費効率の一層優れたニューモデル船を開発し、A徹底したコストダウンを進めて競争力ある船価を提供する、そしてB顧客ニーズの変化に対しスピーディに対応し、Cコストパフォーマンスを極大化できる最適建造体制を構築する、の4つの課題に総力を挙げて取り組んでおります。なお、水島製造所の新造船建造減を埋めるべく、本年4月より改修船事業を再開いたしました。

“第2のコア事業”と位置付けた造船を除く13事業会社については、国内景気回復の波を上手く捉えることで成長できると確信しております。各社とも持株会社体制の下、“自立と自律”をスローガンとして、技術力に裏付けされた製品・サービスの提供によりお客様にご満足頂き、事業会社としての未来像を明確にしてコア事業足りうる実力を備えるべく、引き続き努力してまいります。

サノヤスグループは常に優れた技術を持ち続ける会社でありたい、そして、その技術の担い手である人の質(個々の“人財”能力)とその総和としての企業力を高めることが最重要なことだと、私は考えています。グループ15社の従業員(1,400名弱)各人がそれぞれの部署において目標を達成し、各社が独立採算を徹底していくことと同時に、“チームサノヤス”としての一体感を高めながら、挑戦を続け、この厳しい大競争時代を勝ち抜いていく所存です。

そして、全てのステークホルダー(株主・顧客・仕入先・協力会社・金融機関・従業員・社会等)の皆様から評価され存在感を認められる『良い会社(Good Company)』を創り上げてまいります。

皆様にはより一層のご理解とご支援並びにご愛顧を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。

 平成25年5月