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会社案内

社長メッセージ

サノヤスホールディングス株式会社
代表取締役社長    上田 孝
1.はじめに
サノヤスは1911(明治44)年に造船業として大阪で創業、1974(昭和49)年には岡山県倉敷市に工場進出(現、サノヤス造船水島製造所)、 2012(平成24)年1月に持株会社・分社化による会社組織の再編を行い、本年4月には創業108年を迎えます。
持株会社のもと、造船業を“コア事業”とする一方、造船業以外の様々な多角化事業(陸上・レジャー事業)を“第二のコア事業”と位置付け、この二つのバランスのとれた事業体を目指してきましたが、昨年4月より“第二のコア事業”を「M&T(Machinery & Technology)グループ」として再編し、新たなステージに入ることにしました。
サノヤスグループの共通スローガン『確かな技術に まごころこめて』を旗印として、各事業会社はそれぞれの事業環境に応じたビジネスモデルを構築し、更なる社業発展・成長拡大を目指して参ります。

2.経営環境について
◆自国第一・保護主義に走る米国と膨張を続ける中国の二大国の対立はまさにグローバル戦国時代とも言える状況であり、多国間の共存共栄を大事にするという考え方は過去のものとなってしまうのでしょうか?
貿易摩擦の激化に伴う不確実性の高まり(貿易戦争の深刻化リスク)に加えて、中東や北朝鮮といった地政学リスク、米国・欧州での政治動向など不透明要因が多く、更に国際金融市場の混乱、原油価格急騰、急激な円高の進行等のリスク要因が国内景気の先行きにとっての懸念材料となるかも知れません。
また、近年我が国に留まらず自然災害が猛威を振るっている点も大きな不安要因となっており、世界・国内景気へのネガティブな影響を想定しておくことが必要でしょう。何れにせよ、2019年も「不透明・不確実・不安定な“三不の時代”」が続くと私は考えています。

◆特に造船事業を取り巻く事業環境は厳しい状況が続くと見ています。即ち、新造船部門については船腹と建造能力の需給ギャップが依然として大きく、「二つの過剰」状態が長期化すると想定しています。
加えて、昨年の海運・造船業界を振り返ると、海洋国家ニッポンの「海事クラスター」の新たな展開が始まりつつあると感じています。荷主、船社、船主、造船会社、舶用メーカー、商社、金融等との共存共栄関係が崩れつつあるような不安感を否定できませんが、サノヤス造船は『確かな技術に まごころこめて』を心掛け、ビジネスパートナーとの長年にわたる信頼関係をしっかり維持して参ります。

3.2019年の経営方針
◆サノヤスは2つのコア事業を二本柱とした「ポートフォリオ経営」を行っていますが、造船事業環境の厳しい今こそ、その真価を発揮したいと考えています。その為の準備は着実に行ってきており、「備えあれば必ずチャンスはやってくる」と信じ、強くてしなやかで変化対応力に優れた人財と共に、この難局の航海を続けて参ります。

@造船グループは、バルクキャリア(82BC、64BC、41BC)を中心とする新造船部門に加え、マリン・修繕船部門を拡大強化する方針です。大阪製造所で手掛けているLPGタンク製造を水島製造所でも行うべく設備増強を予定しています。更に、プラント事業部も加えた「プロダクトミックス戦略」を着実に実行していく方針です。

AM&Tグループには12事業会社があり、これまでは各社の「自立・自律」を目指してきましたが、昨年より「成長・拡大」を新目標に据えて新たなステージに入りました。その観点から、本年4月には新「サノヤス・エンジニアリング」(サノヤス・エンジニアリングと大鋳を合併、来年4月には更にサノヤス建機を統合予定)及び新「サノテック」(サノテックとサノヤス・ビジネスパートナーを合併)が誕生し、来年4月には9社体制に移行することにより、“第二のコア事業”を確実に成長・拡大させ収益力を高めて参ります。

4.むすび
私は『二つのカエル』(基本に「還る」Back to Basics+自分を「変える」Challenge for Change)を経営方針のキーワードとし、安全第一、品質・性能第一、顧客重視、人財重視経営など10項目を「サノヤスの原点・基本」と定めて徹底してきました。
今年は新たにSanoyas SPIRIT(サノヤス・スピリット)即ち、Safety first(安全第一)+Performance(業績重視)+Integrity(誠実さ・真摯さ)+Respect(尊敬・敬意)+ Innovation(革新)+Team Work(チームワーク)&Technology(技術)をキーワードに据え、お客様や株主をはじめとする全てのステークホルダーの皆様から評価され存在感を認められる『良い会社(Good Company)』を創り上げて参る所存です。

皆様にはより一層のご理解と温かいご支援ご愛顧を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。

(尚、業績に関しましては、HP「IR情報−経営情報−トップメッセージ」に別途掲載しておりますので、是非ご覧ください。)



                   2019年1月
                   サノヤスホールディングス株式会社
代表取締役社長