2023.04.03

トピックス

2023年度サノヤスグループ入社式社長訓示

はじめに

皆さん、入社おめでとうございます。サノヤスホールディングス株式会社社長の北逵です。

夢と希望に溢れた若者20名をお迎えすることは誠に嬉しいこと。サノヤスグループを代表して皆さんの入社を心から歓迎致します。


経営環境について

世界情勢に目を向けますと昨年から続くロシアによるウクライナ侵攻により、国際的な緊張状態が続いております。また、経済の面では資源価格高騰による物価の上昇、電子部品をはじめとした資材や部材の長納期化等、私たちの日々の経済活動も世界情勢の影響を受けずにはいられません。先行きはまさに不透明、不確実、不安定の「三不の時代」であります。

新入社員の皆さんはコロナ禍において各種制限を受け、学生生活を通して、特異な経験をされたことかと思います。そのような状況下においても学校を無事卒業し、元気な姿で本日集まっていただいた皆さんには、心から「入社おめでとう!」と、同時に仲間に加わってくれて「ありがとう!」そして「一緒に頑張ろう!」と申し上げたい。

先の見えない「三不の時代」において、サノヤスグループの社員一人一人がワンチーム(ワンサノヤス)となって物事に取組むことが重要です。

先日のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、日本が見事に優勝を勝ち取りました。 個々の選手の能力が高いことはもちろんですが、ピンチの状況であっても、チームとして一つの目標に向かって固い結束力を生み出せたことが勝因の一つではないかと思います。

「人は財なり」、サノヤスの原点は「人」であり、「社員一人一人を財産」=「人財」と考えております。その「人財力」を以て、Team Sanoyas一丸となり、この混迷の時代を力強く前進していきたいと考えています。


新入社員への期待とお願い

サノヤスは1911年(明治44年)大阪で創業、4月1日で112歳を迎えました。

現在は「確かな技術にまごころこめて~ 人と技術を磨き、新たな顧客価値を創出する~」の企業理念を下に、サノヤスホールディングス株式会社含め12社で約1,300名の役職員を擁する企業グループであり、東京証券取引所に上場する会社です。

私は、入社された皆さんに「一隅を照らす」という言葉を贈っております。正確には「一隅を照らす、これ即ち国宝なり」という言葉です。これは平安時代に天台宗を開いた最澄の言葉で、それぞれの立場で精一杯努力する人は皆、何者にも代えがたい大事な国の宝だという意味です。

一隅というのは今あなたのいるその場所のことです。新入社員であれ、ベテラン社員であれサノヤスグループのそれぞれの立場で皆が一生懸命努力すれば、必ずや明るい未来が待っていると確信しております。 期待と不安で一杯の新入社員の皆さんはこの先の人生において常に夢を持ち続け、「素直な気持ちで」、「明るい笑顔」と「元気な挨拶」の3点を心掛けてください。


むすび

皆さんには先ず、創業110年を超える、伝統あるサノヤスで働くこと、サノヤスの社員になったことに対してプライド・誇りを持って頂きたい。同時に、上場会社グループの社員としての責任を自覚し、サノヤスを更に盛り上げていこうという気概を持ってほしいと思います。

そして、全サノヤスグループ社員が一丸となって、お客様はじめ全てのステークホルダーから信頼を得ること、そして社員にとっては進取の気概を持ち、働き甲斐や自己成長を実感できる「Good Company」を創り上げていきましょう!


皆さんが心身共に健康で、高い志を持った立派な社会人として成長されることを願うと共にその活躍を期待して、入社式に当たり私の歓迎の挨拶と致します。

本日は誠におめでとうございます。

以上